ネットボールとは
ネットボールは、オーストラリアで女子に人気のあるスポーツです。
日本では、あまり知らせてませんが、もともとはイギリスで誕生しました。
7対7で行われ、ボールをネットにシュートして多く入れた方が勝利です。
バスケットボールに似てますが、ドリブルをしないでパスのみでボールをつないでいきます。
玉入れのようにボールをネットに多く入れる競技です。
どこで習えるか?
オーストラリアのネットボール協会で行われ、その中の好きなチームに所属します。
3月下旬~8月下旬までの冬のシーズンに試合を行います。
(オーストラリアは南半球なので、日本と反対で10月~2月が夏、3月~9月が冬になります。)またチームにより、10月~12月の夏の涼しい時間帯の夕暮れ時に試合を開催するところもあります。
週末に試合があり、平日週1回練習があります。
何歳から
7歳から17歳まで参加できます。
それぞれ年齢ごとで試合を行います。
7歳から10歳までは、ネットセットゴー(NetSetGo)というプログラムがあり、11歳から17歳までは、ジュニア(Junior)と呼ばれるネットボールプログラムで試合が行われます。
7~10歳まで(ネットセットゴー/NetSetGo)と11歳~17歳(ジュニア/Junior)の試合時間がそれぞれ異なります。
ネットボールで習う事
我が家の長女は10歳なので、今のところ10歳までの習い事の内容を紹介します。
7歳、8歳は、すべてのポディションをローテーションして、ポディションと役割を習います。
そのほかにストレッチ、パスの練習、ボールを受け取った時に着地する練習、ディフェンスの練習、攻めの練習、シュートの練習、試合の練習を学びます。
9、10歳は、チーム内でそれぞれ選手の得意なポディションにつくことができます。
ストレッチ、パスをつなげる練習、ボールを受け取った時に着地する練習、ディフェンスの練習、攻めの練習、シュートの練習、試合の練習、それぞれ得意なポディションを専攻して練習します。
得意なポディションにつくと、より楽しく試合をすることができるようになります。
ネットボールのルール
センターサークルのセンター(C)がパスを行い試合が始まります。
ネットの中に多く入れた方が勝利です。
ボールを持って着地してから2歩まで歩くことができ、ドリブルをしないでパスのみでつないでいきます。
また、相手との接触が禁止です。
ボールを持つ選手から90cm以上離れないといけません。
シュートできるのは、ゴールシューター(GS)とゴールアタック(GA)の2人の選手のみです。
ポディション
7人の選手は、それぞれのポディションのゼッケンを着用して決めたれたコート内の範囲で動きます。
↓試合開始の位置
ゴールキーパー(GK)
守備側ゴールサード内で相手のシュートを防ぐ選手。
ゴールディフェンス(GD)
攻撃側ゴールサードを除く守備側ゴールサードとセンターサード内で主に相手からの攻撃を守るのが得意で相手のシュートを防ぐ選手。
ウィングディフェンス(WD)
攻撃側ゴールサードと守備側ゴールサードを除くセンターサードと守備側のゴールサード内で動けて主に守備が得意な選手。
センター(C)
ゴールサークルを除いて動ける選手。動きが早くパスを的確につなげられる選手。
ウィングアタック(WA)
守備側ゴールサードと攻撃側ゴールサークルを除くセンターサードと攻撃側のゴールサード内で主に攻撃的に動く選手。
ゴールアタック(GA)
センターサードと攻撃側ゴールサード内で動けて、ボールをつなげてゴールシューターと共用してシュートする選手。
ゴールシューター(GS)
攻撃側ゴールサード内でシュートをする。得点を入れるのが得意な選手。
試合前のマナー
◎爪の長さを短く切る。
◎イヤリング、ピアスを外す。
(オーストラリアのほとんどの小学校では、ピアスをすることがOKなので、ピアスをしてる子供が多いです。)
怪我を防ぐために、試合前に必ずチェックします
試合時間
7歳から10歳までの試合は、1つの試合に10分間で4つ(第1クォーター、第2クォーター、第3クォーター、第4クォーター)に行われ、間隔ごとに1分間の休憩があります。
戦略方法
センター(C)とウィングディフェンス(WD)、ウィングアタック(WA)は、ネット下のゴールサークルの中に入ることができません。そのため、パスでゴールシューター(GS)とゴールアタック(GA)にボールを上手くつなげてネットにシュートさせます。
相手がシュートをしてる時は、90cm以上離れたところからゴールキーパー(GK)とゴールディフェンス(GD)が手を上げて防御するか、リバウンドしたボールを待ち、次の攻撃に準備します。
習わせて良かった事
◎ルールやマナーに従うことができる。
◎チームワークが身につく。
◎体力が身につく。
◎戦略思考が身につく。
ルールやマナーに従うことができる
試合前の爪の長さのチェック、ピアスのチェックから、試合中のボールを持つ相手との接触をしない、決められたポディションの範囲で動くなどルールに従い、相手への敬意を持ち、マナーに順応することができます。
チームワークが身につく
チーム内では、それぞれ違う学校の子供達が集まり、試合に協力して助け合いチーム内で仲良くなることができ、協調性と仲間意識のあるチームワークができます。
体力が身につく
1つの試合で10分間を4つ行い、主にセンター(C)、ウィンドアタック(WA)、ウィンドディフェンス(WD)のポディションは集中して動き、走るので体力がつきます。
戦略思考が身につく
チーム内でボールを受け取ったらパスをもらいにつなげていく。またボールを最後まで追いかける。それぞれのポディションで何をすべきかの役割を理解して考える力が身につきます。
何よりも、子供が楽しんでネットボールをすることがとても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ネットボール
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